宗祖日蓮大聖人御報恩御講とは?
宗祖日蓮大聖人御報恩御講について
寺院では毎月第2日曜日に宗祖日蓮大聖人に対する御報恩御講が執り行われています。大聖人は、
「仏弟子は必ず四恩をしって知恩報恩をいたすべし」(開目抄 新編530頁)
と仰せられているように、父母の恩・衆生の恩・国主の恩・三宝の恩を知って、報恩の道を尽くすことの大切さを教えられています。とりわけ衆生を成仏に導く三宝の恩はもっとも深重なものです。御講に参詣し、御本仏大聖人に御報恩申し上げることは、この三宝への報恩の実践となるのです。
御講では献膳・読経・唱題の後に、大聖人の御書をとおして御僧侶から信仰のあり方についての御法話があります。大聖人は、法を聴聞する功徳について、
「法師品には『人有って八十億劫の間、無量の宝を尽くして仏を供養し奉らん功徳よりも、法華経を説かん僧を供養して、後に須臾(しゅゆ)の間も此の法門を聴聞する事あらば、我大なる利益功徳を得べしと悦ぶべし』と見えたり」(松野殿御返事 新編1047頁)
と仰せられ、その大なることを教示されています。
このように重要な意義ある御講には、毎月欠かさず家族揃って参詣し、真心からの御報恩を尽くしていくことが肝要なのです。